今井雅晴推薦図書

風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異

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大地の持つ神秘力をありのままに認め、体系づけ、知恵にまとめあげた「風水」。風水の理論の実際や風水の解読法など、風水の全貌を思想・実践面ともに解説。現代の風水事情も紹介する。

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詳細解説

book1_2内容紹介

ブックス・エソテリカ・シリーズといって、主に宗教学、神秘学を取り上げたものの1つ。風水を初めて勉強されるのには体系的にまとまっていて一番のお勧め。というのは、多くの風水本は占いの観点で書かれていて、初心者が読むと訳の分からない世界にはまり込んでしまう。この本は『天の巻』で「羅盤」の成り立ちから入り「気の思想」や「八卦」「陰陽五行」と基本を押え、続いて『地の巻』で「地理風水」の基本、風水の四大ポイントたる「龍・穴・砂・水」を分りやすく説明している。また、「王城の風水」「陽宅風水」「陰宅風水」を紹介するが、バランスがとれていて良い。風水の本場中国で見られる「陰宅風水」はわが国ではその片鱗を沖縄で見る程度しかない。一般の風水本では紹介していないものでこの点で評価される。(私自身も中国の内陸部で風水のお墓、すなわち陰宅風水を見てなるほどと思ったくらいである)
『人の巻』では古代の著名な風水先生とその業績を列挙。風水(静の方位術)と親戚筋にあたる奇門遁甲(動の方位術)の名手として三国志で有名な諸葛孔明を紹介している。
鮑黎明氏が監修した『実践・風水入門』では「ラン頭風水」として道路と住宅との関係で凶となるケースを図示している。ここは図により具体的で分りやすい。『理気風水』では山と川とが住宅のどの方位にあるのかで吉凶を判断する「宅山法」。「宅向法」は紫白九星派の判断法。続いて「本命卦」最後に「三元九運法」すなわち「玄空飛星派」をさらりと紹介している。編集側の要求で網羅せざるを得なかったのだろうが、惜しまれるところである。初心者向けということで、最もポピュラーな「八宅本命卦」に力を入れると良かった。
それにしても偏りが無く風水に関する情報提供としてはすばらしい本といえる。

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